
ニーマル・ヨガは、サンスクリット語で「純粋」を意味する「ニーマル」を冠した瞑想のためのヨガです。この実践によって、まるで静かで穏やかな水面のように心と身体が安定していくのを感じることができます。
ニーマル・ヨガの特徴は、身体の調整に加えて精神のバランスを整えることを重視している点にあります。健全な身体と健全な精神を培い、「本当の自分」に出会うことを目的としており、外側に向かっていた膨大なエネルギーを内側に向けることで、何にも動じることのない自分に出会えるのです。
実践者の体験では、「ニーマル・ヨガを行いながら生きると軽やかさが増し、今までは苦しみと捉えてきた事が不思議と苦しみ体験にはならなくなる」という変化が報告されています。
🧘♀️ 穏やかさを感じる瞬間
ニーマル・ヨガでは、呼吸法(プラーナヤーマ)が極めて重要な位置を占めています。78,000以上もある神経を整える効果があり、生命力(プラナ)を高めるための様々な呼吸法を実践します。
呼吸は副交感神経と交感神経のバランスを整え、自律神経を整える重要な役割を担っています。特に深い呼吸は、脳に十分な酸素を送り、血液循環を促進し、肌の状態も改善させます。
基本的な呼吸法の実践
呼吸の実践では、息苦しくなった場合でもリズムの割合を保ったまま秒数を短くして調整することが可能です。例えば、7秒吸って7秒吐くのが困難な場合は、4秒吸って4秒吐くといった具合に調整します。
💨 呼吸法のポイント
ニーマル・ヨガのリラクゼーション技法は、単なる休息を超えた深い意味を持ちます。シャバーサナ(リラックスするポーズ)には段階があり、まず筋肉を休めることから始まり、次に意識的に内臓や分泌系を休ませることができるようになります。
最終的には潜在意識へアクセスしていけるようになる正しいシャバーサナの方法を学ぶことができます。この技法は、疲れた身体や脳を穏やかに調整し、自分自身への最高のご褒美となります。
リラクゼーションの段階
実際の実践では、「身体中に温かなものが駆け巡り、あふれ出るのを体感できる」という効果が報告されており、瞑想終了後もしばらく体中がぽかぽかする状態が続きます。
🌙 リラクゼーションの効果
ニーマル・ヨガのアーサナ(ポーズ)は、身体的な効果のみを得る単なるポーズではなく、本来はもっと深い変容をもたらすものです。立ち、逆転、体側のばし、前屈、後屈、ねじりという6種類の身体のポーズを行い、身体全体を使える状態にします。
身体には207の関節があり、これをひとつひとつ動かしほぐしていくことで、関節を動かすと同時に筋肉と神経ものばしているので、怪我をしない身体となります。
アーサナの構成(60分のフルコース)
ポーズに呼吸を合わせることで、内臓のマッサージを行いホルモンバランスを整え、老廃物や痛み、ストレスを取り除く効果があります。
🧘 アーサナの深い効果
ニーマル先生が直伝する森林浴瞑想は、自然のエネルギーと調和しながら穏やかなマインドを育む独自の実践法です。この瞑想法は、樹木のように穏やかで安定した、幸せな自分を感じることができる画期的な手法です。
森林浴瞑想の手順
この瞑想法では、不安が解消され幸福度がアップするという効果が実証されています。瞑想はマイタイム(自分のための時間)であり、本来の自分に戻る時間として機能します。
🌲 森林浴瞑想の特徴
実践者は「穏やかで整ったマインドとはこういうものか、と体感することができた」と報告しており、この体感を日常生活でも維持できるよう継続的な実践が推奨されています。