
ヨガで使用されるブロック プロップスには、主に3つの種類があります。
🧱 フォーム製ブロック
🌿 コルク製ブロック
🪵 木製ブロック
それぞれの素材には特有のメリットがあり、目的や練習スタイルに応じて選択することが重要です。
ブロック プロップスの最も基本的な使い方は、アーサナの補助としての役割です。
📐 高さ調整機能
ブロックは3段階の高さ調整が可能で、手がマットに届かない場合や膝が浮いてしまう場合に「床を高くする」効果があります。例えば、トリコナアーサナで手がマットにつかない場合、ブロックを手の下に置くことで無理なく正しいアライメントを保てます。
⚖️ 姿勢安定化効果
ブロックを使用することで、無理に体を倒さなくても手で床を押せるようになり、体に自然な伸びが生まれます。これにより、骨の位置がサポートされ、筋肉は不必要な力を抜くことができます。
🌬️ 呼吸の改善
プロップスで姿勢が安定すると呼吸が楽になり、関節に負担をかけずにポーズを長くキープできるため、心地よく伸ばしたいところをしっかり伸ばせます。
ブロック プロップスは単なる補助具ではなく、積極的な筋力トレーニングにも活用できます。
💪 内転筋強化メソッド
内腿にブロックを挟み、つぶすように押すことで下半身を安定させ、インナーマッスルである内転筋や骨盤底筋を効果的に鍛えられます。この方法は以下のポーズで特に効果的です:
🎯 プランクポーズでの活用
ブロックを握るようにしてプランクポーズを行うことで、握力が必要なポーズの体幹安定性が向上します。これにより、より効果的な筋力トレーニングが可能になります。
リストラティブヨガでのブロック プロップス活用は、現代人のストレス解消に非常に効果的です。
🧘♀️ リストラティブヨガの基本概念
リストラティブとは「回復・修復」という意味で、ヨガプロップスを用いて血行を促進させることでリラクゼーション効果を得る手法です。ポーズを5分から20分という長い時間キープし、受け身になって行うことで慢性的な心身の疲れや自律神経を整えます。
💆♀️ 具体的な実践方法
🌱 自律神経への影響
このようなリストラティブヨガの実践により、無意識に入ってしまう力を抜くだけで心身にリラックスが広がり、自律神経のバランスも整える効果があります。
上級者や指導者向けのブロック プロップス活用には、より深い理解が必要です。
🔬 身体力学的な効果
ヨガスートラにある「sthira-sukham-āsanam(アーサナは、安定していて快適な姿勢である)」を実現するために、ブロックは科学的な身体力学を活用します。プロップスを使うことで床反力(跳ね返りの力)を効率的に使えるようになり、しっかり押せればしっかり伸ばせるという原理が働きます。
🎨 独自視点での活用法
🏋️♀️ 自力との使い分け
一方で、プロップスを使わない「自力」での練習も重要です。プロップスを使わないことで、安定した呼吸とともに身体の強さと柔軟性、体幹やバランスを着実に高め、その日の自身の状態が分かりやすくなります。
⚡ 上級者向けテクニック
経験豊富な指導者は、身体の部位にポーズ本来の使い方・動かし方をピンポイントに効かせる独自のプロップス使用方法を開発しています。これにより、身体の部位を適切に使えることで、ポーズを深め上達させることが可能になります。
参考リンク(ヨガプロップスの詳細な使用法について):
ヨガジャーナル - ブロック・ベルトなど補助道具の効果的な使い方
参考リンク(プロップスを使う理由と効果について):
ヨガジャーナル - プロップス(補助具)を使った方がいい3つの理由
参考リンク(マンドゥカによるヨガブロックの詳細解説):
Manduka - ヨガブロックの使い方と効能
ブロック プロップスは、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じた活用法があります。重要なのは、自分の現在の能力を正確に把握し、適切にプロップスを使い分けることです。最終的には、プロップスなしでも「安定していて快適な姿勢」を目指しながら、現在の練習をより安全で効果的にするために、これらの補助具を積極的に活用していきましょう。